妻が看護師として職場復帰することになったとき、正直どうなるか不安でいっぱいでした。日勤、夜勤、夜勤明けという不規則なシフトに合わせて、どこまでサポートできるのか…。
実際に始まってみると、保育園の送り迎えから子どもの急病対応まで、想像以上に大変な日々が続きました。会社には迷惑をかけることが多くなり、夫婦ともに疲れが溜まっていく。
同じように看護師のパートナーを持つ方、不規則勤務の共働き夫婦の皆さんに、私の実体験をもとに「自分たちに合った働き方」を見つけるヒントをお伝えできればと思います。
✅ 不規則シフトで夫婦限界 – 日勤・夜勤・夜勤明け対応で会社への時間調整頻発、疲労蓄積
✅ 子どもの急病が最大の壁 – 保育園呼び出し・夜泣き対応で仕事中断、同僚への申し訳なさ
✅ 在宅勤務転職で劇的改善 – 柔軟対応可能に、年収下がらず家族時間大幅増加
✅ 完璧主義からの脱却 – 全てきちんとやろうとして疲弊、柔軟性が解決の鍵
✅ 夫婦時間も予想外の収穫 – 平日昼間の時間の使い方・労わり合いで関係性向上
看護師復職で始まった不規則生活
妻の職場復帰への不安
看護師さんって、普通のお仕事とは全然違うんですよね。夜勤があったり、休みが不規則だったり。私は普通の会社員で毎日決まった時間に出社していたので、妻が復帰したらどんな生活になるのか、想像もつかなかったんです。
特に心配だったのは、子どもの世話をどうやって分担するかということでした。妻が夜中に働いている間、僕一人で子どもの面倒を見ることになる。これまでは二人で協力してやってきたけれど、一人でやっていけるのか…。
そんな不安を抱えながら、妻の復職の日を迎えました。

妻が看護師として職場復帰することになったとき、正直言ってかなり不安でした。
ほんとにやっていけるのか!と。
日勤・夜勤・夜勤明けの生活パターン
看護師の仕事は病院にもよりけりですが、私の妻は『日勤』『夜勤』『夜勤明け』の3つのパターンで働いています。
それぞれの勤務パターンによって、子供の送迎を考慮して、私たちの生活は下記の通りになりました。
【日勤の日】
比較的普通の生活に近いです。
朝は私が子どもを保育園に送って、夕方は妻がお迎え。
【夜勤の日】
妻は夕方から次の朝まで病院にいるので、私が朝の送りから夕方のお迎え、そして夜の子供の世話まで全部対応。
【夜勤明けの日】
妻が昼前に帰ってくるんですが、子供は保育園に行かないといけないため、朝の送りは私が対応して、夕方のお迎えは体力が回復した妻が対応。
【子供が急病の時】
どちらかが有給を使って、対応。
保育園送迎の役割分担
恐らく子育てをしている親であれば誰しもぶつかる壁だと思うのですが、保育園の送迎が最初の大きな壁でした。
妻のシフトに合わせて、仕事の時間を調整する必要があったんです。
会社にはきちんと事情を説明して、夜勤と夜勤明けの日は出社時間をずらしてもらいました。
幸い職場の皆さんが理解を示してくれて、なんとか両立できる体制を作ることができました。
でも、この頃はまだ「これで大丈夫」と思っていたんです。
夜勤対応で限界を感じた日々
会社への時間調整依頼
妻の夜勤に対応するために、頻繁に会社にお願いをしなければなりませんでした。
特に夜勤の日は、夕方の保育園お迎えのために早めに帰宅をしないといけない日々。
夜勤明けの日も、疲れている妻の代わりに朝の送りをするので、出社時間が遅くなる。
説明しているとは言え、少しずつ肩身が狭くなる思いがありました。
大事な会議があるときでも、家庭の事情を優先しなければいけない。そんな状況が続いていたんです。

職場の同僚や上司は理解は示してくれているものの、申し訳ない気持ちが常にありました。
子どもの急病と夜泣きの日々
さらに困ったのが、子どもの急な病気でした。
小さい子って、本当によく熱を出すんですよね。保育園から「お迎えをお願いします」という連絡が入ることが頻繁にありました。
仕事中に保育園から連絡が入ると、仕事を全て中断してお迎えに行く。翌日も子どもの看病でお休みをもらって、同僚に仕事を代わってもらう。
そして、子供が小さいので夜泣き対応も並行して行う日々。本当に疲弊していました。

あの頃を思い出すと、頭がクラクラします笑
夫婦の疲労が限界に
こんな生活が続く中で、私たち夫婦はどんどん疲れていきました。
妻は夜勤という不規則な勤務が続くので、単純に疲れている。そして、私は会社と家庭の板挟み。精神的に参る日々が続いていました。
お互いを気遣う余裕もなく、子育てと仕事の両立って、想像以上に大変だと感じる日々でした。
本当にこのままじゃ家庭というものを続けられないな、と心から思うようになったんです。
在宅勤務転職で変わった家族時間
転職を決意した理由
根本的に何かを変える必要があると考え、私が働き方を変えることを決断しました。
会社員として電車に乗って出社し続ける限り、妻の不規則なシフトに柔軟に対応するのは難しい。だったら在宅勤務ができる会社に転職しよう。
そうすれば子どもの急病や妻のシフト変更にもすぐに対応できるはず。
家族のために必要だと確信しました。

いい決断だったな、と本当に感じています
転職後の柔軟な対応
転職後の生活は、本当にガラッと変わりました。
在宅勤務のおかげで、子どもが急に熱を出したときもすぐに対応できるようになりました。
そして保育園からの呼び出しがあっても、すぐにお迎えに行って、子供を見ながら仕事をすることで職場に迷惑をかけることもなくなりました。
妻のシフトに合わせた対応も非常に楽になりました。

私は今、月に1回か2回しか出社していない状態です。
売り手市場の世の中です。同じような悩みを抱えている人がいれば、是非転職を検討してもらいたいです。
会社選びさえ失敗しなければ、年収も下がることはないと思います。
私事で恐縮ですが、私は年収が下がることはなく、転職で年収は上がってます。
子どもや夫婦の時間増加
当たり前ですが、在宅勤務になって、子どもたちとの時間がすごく増えました。
通勤がなくなったので、朝の準備も夕方の時間もゆとりが生まれて、子どもとじっくり過ごせるようになりました。
そして何より嬉しかったのは、妻との時間も作れるようになったこと。
妻の休みが平日になることもあるので、私と二人で昼間にご飯を食べに行ったり、ちょっと息抜きをしたりできるようになりました。
これまでは子育てに追われて夫婦の時間なんてほとんどなかったのですが、お互いを労わる時間を持てるようになりました。

これはうれしかった誤算の一つですね。
今も昼ご飯時にたまに夫婦二人でご飯を食べにでかけることができています
共働き夫婦に必要な柔軟性

自分たちに合った働き方
私たちのリアルな今になります。
ただ、大事なのは自分たちに合った生活を見つけることだということです。
看護師というお仕事の特殊性をきちんと理解して、それに対応できる働き方を見つけることが重要だと感じています。
もちろん、全ての家庭に同じ解決策が当てはまるわけではありません。
でも夫婦でしっかり話し合って、お互いの仕事と家庭のバランスを取れる方法を探すことが大切だと思います。

私の場合は転職という選択でしたけど、きっと他にも色々なやり方があるはずです。
おわりに
今振り返ってみると、最初の頃は完璧を求めすぎていたのかもしれません。
全てをきちんとやろうとするあまり、夫婦ともに疲れ果ててしまいました。
でも、もう少し柔軟に考えて対応することで、家族みんなが無理なく生活できるようになったんです。
看護師のパートナーを持つ方、不規則勤務の共働き夫婦の皆さんには、完璧を目指さずに、自分たちなりの働き方を見つけてほしいと思います。
妻も変わらず仕事を続けることができているし、今では家族みんなが充実した毎日を送っています。
これを見ているあなたの家族にも理想的な働き方と過ごし方が見つかりますように。
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