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何度死んでも面白い!九日(ナインソール)がソウルライクファンの心を掴む理由

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「また死んでしまった…でも、もう一回やってみよう」

そんな気持ちにさせてくれるゲームに出会ったことはありませんか?台湾のRed Candle Gamesが手掛けた『九日ナインソール』は、まさにそんな魅力に溢れた作品なんです。

道教とSFを組み合わせた「タオパンク」な世界観、SEKIROから大きな影響を受けたパリィシステム、そして何度死んでも「次こそは!」と思わせてくれる絶妙なゲームバランス。このゲームがソウルライクファンの心を掴んで離さないんです!

死んでも楽しい理由 – パリィの予兆が色分けされ、失敗も「内傷」で救済措置あり
独特な世界観 – 道教×SFの「タオパンク」、猫系主人公のツンデレ魅力
手描きアニメ級ビジュアル – 膨大なコマ撮りアニメーションが織りなす圧倒的美しさ
絶妙な学習設計 – ボスは「予習→応用」で段階的に技を覚えさせてくれる
初心者でも安心 – ジャストパリィ失敗でも防御可能、音でタイミング習得

九日(ナインソール)とは

古代中国に端を発する宗教のひとつで、現代でも中国の人々の生活にさまざまな影響を与えている道教。本作は、その神話を下敷きにした独自のタオ(道教)パンクSF世界・新崑崙が舞台となっている。ゲームのオープニングは、主人公である猫のような顔をした謎の方士・羿(げい)が謎の人物によって崖から落とされ、巨大な植物の根に取り込まれる場面から始まっていく。
その後、羿は植物の根に守られて500年の間、眠り続けていたが、人々が住まう「桃花村」に暮らす少年・軒軒が鳴らした笛の音で意識を取り戻す。自分を助けてくれた軒軒と一緒に村で生活を始めた羿だったが、彼が体の自由を取り戻したある日、村に古代から伝わる祭事で軒軒が「供物」として選ばれたことでふたりの平穏な暮らしは終わりを告げる。
あらゆる厄災から人々を守るために行なわれてきた桃花村の祭事。それは村人を供物として、新崑崙を治める「太陽」と呼ばれる者たちに捧げる生贄の儀式だった。謎の祭壇を破壊して軒軒の命を救った羿は、広大な迷宮のような新崑崙の深層を探索し、自らの過去と向き合いながら9人の「太陽」のもとへと赴く……。

playstationBlogより引用

『九日ナインソール』の最大の特徴は、「タオパンク」と呼ばれる独特な世界観です。古代中国の道教思想とサイバーパンクなSF要素を融合させた、今まで見たことのない設定なんです。

巨大な宇宙船「新崑崙」を舞台に、忘れられていた英雄・羿(げい)が復讐のために9人の「太陽」に挑む物語。主人公は猫のような人型の生命体で、見た目はとても可愛らしいのですが、言動はクールでかっこいいという、なんともツンデレなキャラクターなんです。

このキャラクターたちのツンデレっぷりがとても魅力的で、思わず愛着が湧いてしまいます。

厳しい態度を取りながらも、いざという時には仲間を助けずにはいられない…そんな彼らの姿に、きっと心を動かされることでしょう。

引用:Playstation Japan

手描きアニメーションの美しさ

ゲームのビジュアルも本当に素晴らしいんです。アナログ風の背景に、日本のアニメや漫画からインスパイアを受けたアニメーション。
要所要所で挿入されるコミック風の演出が、物語をより印象深いものにしてくれます。

膨大な時間をかけて作られた大量のコマ撮りアニメーションは、特にカットシーンやボス戦で圧倒的な美しさを見せてくれるんです。

ヒロ
ヒロ

綺麗なアニメーションで作られているゲーム画面です!

パリィシステムの絶妙なバランス

『九日ナインソール』は確かに死にまくるゲームです。でも同時に、救済措置もあります。

最も重要なのが、敵の攻撃をパリィで弾くこと。
雑魚もボスも、攻撃をきちんと弾かなければあっさりとやられてしまいます。
でも、この攻撃予兆がとてもわかりやすく表現されているんです。

白い攻撃はパリィできて、赤い攻撃は避ける必要がある。
色でハッキリと判別できるので、初見でも理不尽さを感じにくいんです。

もちろん、実際にパリィできるかは別の話ですが…。

失敗も成長につながる仕組み

ゲーム
African male gaming designer, working on a new video game, drawing character sheets in the studio

パリィはジャストタイミングで決めなくても大丈夫です。

タイミングがズレた場合は「内傷」という仮ダメージになって、時間経過で回復してくれます。

すべてジャストパリィでなくても攻撃を防げるので、初心者の方でも安心して挑戦できますね。

そして、ジャストパリィを成功させると音が鳴るのもポイントです。
正しいタイミングで押せた時は一定のリズムで音が鳴るので、効果音で敵の攻撃のタイミングが掴みやすくなっているんです。

ヒロ
ヒロ

内傷システムは面白いです。ただ、内傷回復を前提とした動きをすると、すぐ死んでしまうので立ち回りには注意です。

ボスは「予習→応用」で学ばせてくれる

ボスの行動パターンも非常によく考えられています。
例えば第一形態ではそれぞれの技を披露して、第二形態ではそれらを組み合わせた複雑なパターンを出してくる。つまり、しっかりと練習させてから本番に挑ませてくれるんです。

「今度はあの技のタイミングが分かった」
「次はもう少し上手くできそう」

と感じられるのは、こうした丁寧な設計があるからなんですね。

ヒロ
ヒロ

ちなみに結構序盤のボスから第2形態がでてくるので、結構ビビると思います。
私は「え?出てくるの早くね?」と思いました笑

おすすめスキル

完全に個人的な見解ではあるんですが、おすすめのスキルは以下になります。

スキルおすすめ度理由
跳ね返し★★★★このスキルを取得しないと、残念ながら遠距離攻撃を弾くことができない。遠距離チクチク攻撃が邪魔になることが多々あるので、優先的に取得しよう。
瞬起★★★ぶっ飛ばされた時にすぐ立ち上がることができるスキル。このスキルがなかったことによって、タコ殴りにあったので必須スキル。ただ後ほどの取得でも良し。
乾坤剣★★★★★ストーリー上、手に入るスキル。溜め攻撃が非常に優秀。リーチ長、スタン有。立ち回りに組み込もう。
行雲流水★★★★敵の攻撃頻度が高く、呪符起爆が間に合わない場合が多々ある。その時は本スキルの出番。立ち回りが楽になるので非常におすすめ。

おわりに

ゲーム

『九日ナインソール』は、間違いなく傑作です。ソウルライクやメトロイドヴァニアが好きな方なら、きっと心から楽しめると思います。

結構難易度が高めのゲームです。パリィが苦手な方には最初は辛く感じるかもしれません。
でも、このゲームには「諦めさせない魅力」があるんです。

美しいビジュアル、印象的な音楽、深いストーリー、そして何より「また挑戦したい」と思わせてくれる絶妙なゲームバランス。

これらすべてが組み合わさって、特別なゲーム体験を作り出しています。

もしまだプレイされていないなら、ぜひ一度挑戦してみてください。

きっと「何度死んでも面白い」という言葉の意味を、身をもって体験できると思います。

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