ワードプレスの管理画面にアクセスできなくなった経験はありませんか?特にWPS Hide Loginプラグインを導入している場合、カスタムログインURLを忘れたり設定ミスをしたりすると、管理画面へのアクセスが完全に遮断されてしまうことがあります。本記事では、ConoHaサーバーを利用している方向けに、サーバーからプラグインを直接無効化して問題を解決する具体的な手順を解説します。FTPクライアントを使った方法やファイルマネージャーを活用した操作方法など、技術的な知識が少なくても実践できる対処法をご紹介します。
WPS Hide Loginプラグインとは?機能と問題点
WordPressサイトを運営していると、セキュリティ面が気になりますよね。WPS Hide Loginは、そんな不安を解消してくれる頼もしいプラグインなんです。
WPS Hide Loginの主な機能と導入メリット
このプラグインの魅力は、誰でも知っている「/wp-login.php」や「/wp-admin/」といったログインページのURLを、自分だけの秘密の入口に変えられること。

うちのサイト、攻撃されないかな…という心配を
少しでも減らすことができます
ボット(BOT)からの不審なアクセス等もあったりするので、このプラグインを導入することでちょっとだけ安心を買うことができます。
発生しやすいトラブルとリスク
ただ便利な反面、このプラグインには落とし穴もあるんです。一番多いのは、設定したカスタムURLを忘れてしまうというシンプルなミス。「あれ?ログイン画面のアドレス、なんだったっけ?」という経験、ありませんか?

私は一度やってしまってやらかした、、と思いました
WordPressをアップデートした後に突然入れなくなったり、焦って設定するときにタイプミスをしてしまったり…なんていうミスが大きな問題になりがちなんですよね。
ログイン画面にアクセスできなくなる原因と症状
一番よくあるのは、単純に設定したURLを忘れてしまうケース。「/secret-login/」や「/my-admin/」など、覚えやすいと思って設定したはずが、数週間後には「あれ?なんだったっけ?」となることって、意外とあるものです。
ちなみに↓で設定するやつです。

カスタムURLを忘れてしまった場合
気づいたときには、いつもの「/wp-admin/」にアクセスしても「404 Not Found」の冷たい画面が出る…そんな経験、心当たりありませんか?
プラグイン設定のミスによるアクセス不能
設定時のちょっとしたミスも大きな問題になります。例えば「/admin-login/」のつもりが、指が滑って「/adnin-login/」と入力してしまったら…。「あれ、おかしいな」と思いながらも正しいURLが分からず、徐々に焦りが出てくる感じ、想像できますよね。

基本は管理画面をブックマークするだけなんですけどね!
アップデート後の不具合と対処法
WordPress本体やプラグインのアップデート後に突然ログインできなくなることもあります。「いつも通りアップデートしただけなのに…」という状況、とても焦りますよね。特にバックアップを取っていないと「どうしよう…」という不安が襲ってきます。そんなときでも解決策はあります。
ConoHaサーバーからプラグインを無効化する方法
ConoHaサーバーを使っている方なら、FTPを使った方法が一番確実です。
FTPクライアントを使用したプラグイン無効化の手順
「FTPって難しそう…」と思うかもしれませんが、意外と簡単ですよ。まずはFileZillaというソフトをダウンロードしてみてください。
FileZillaでサーバーに接続する方法
ConoHaのコントロールパネルで確認できるFTP情報(ホスト名、ユーザー名、パスワード、ポート番号)を入力するだけ。初めての方でも数分で接続できるはずです。

他のFTP用ソフトでもOKです!とりあえず接続してしまえばこっちのものです

プラグインフォルダの名前を変更して無効化する手順
サーバーに繋がったら、あとは簡単です。WordPressがインストールされている場所(多くの場合は「public_html」フォルダ)を開いて、「wp-content」→「plugins」と進んでいくと、問題の「wps-hide-login」というフォルダが見つかるはずです。このフォルダの名前を「wps-hide-login-disabled」など、何でもいいので変更するだけ。
「え、こんな簡単でいいの?」と思うかもしれませんが、これだけでプラグインは無効化され、普通の「/wp-admin/」からログインできるようになります。名前を変えるだけで解決するなんて、嬉しい驚きですよね。

フォルダをリネームすることで、プラグインを無効化しているということです!
ConoHaのファイルマネージャーを使った無効化方法
「FTPソフトをわざわざインストールするのは面倒だな…」という方には、ConoHaのファイルマネージャーを使う方法がおすすめです。ConoHaにログインして、サーバーの「ファイルマネージャー」を開くだけでOK。ブラウザだけで完結するので、新しいソフトをインストールする必要がなく、すぐに作業に取りかかれます。操作方法もFTPとほぼ同じで、同様にプラグインのフォルダ名を変更するだけです。

ConoHa以外のサーバーでも同様の手順です!


データベースから直接設定を変更する方法
もう少し本格的な方法として、データベースから直接設定を変更する方法もあります。「データベース?難しそう…」と思うかもしれませんが、意外と簡単ですよ。
phpMyAdminへのアクセス方法
ConoHaのコントロールパネルから「phpMyAdmin」というツールにアクセスできます。ログインには、WordPressのデータベース情報が必要ですが、これはConoHaのデータベース管理画面や、サイトの設定ファイル(wp-config.php)で確認できます。
phpMyAdminツールも、「Conohaサーバー⇒データベース⇒管理ツール」の順番で起動できます。

サーバーをインストールしたときに重要な情報なので、メモを促されたものです!

wp_optionsテーブルの編集手順
phpMyAdminにログインできたら、あとはWordPressのデータベースを選んで、「wp_options」というテーブルを開きます。少し長い表が出てきますが、「option_name」という列で「wps_hide_login」という行を探してみてください。見つかったら、その横の「option_value」に書かれている値が、あなたが設定したカスタムURLです。「あ!」と思い出すかもしれません。その値を変更するか削除すれば、問題解決です。
トラブルを未然に防ぐための対策と注意点
こういったトラブルを防ぐには、大切な情報はきちんと保管しておくことが一番です。
カスタムURL情報の安全な保管方法
パスワード管理ツールとして有名なLastPassやBitwardenなどのツールを使えばより管理しやすくなると思います。別の話題になってしまいますが、このツールは、大切な情報を暗号化して安全に保管してくれるので、とても便利ですよ。
定期的なバックアップの重要性
どんなに注意していても、トラブルは起こるものです。そんなときの保険として、定期的なバックアップはとても大切です。ConoHaのコントロールパネルには、自動バックアップ機能があります。「面倒だな」と思うかもしれませんが、設定は5分もかからないですよ。もしくはバックアッププラグインを使えば、便利です。実際にトラブルが起きたときでもバックアップさえあれば、、となるので安心です。「備えあれば憂いなし」です。

個人的なおすすめは「BackWPup」プラグインです!日次パックアップが◎です

おわりに
WPS Hide Login以外にも、セキュリティ対策はたくさんあります。「これさえあれば安心」と一つのプラグインに頼りすぎるのではなく、いくつかの対策を組み合わせるのがおすすめです。
私と同じように「やらかした…」となった方に少しでも役立つ記事となっていたら幸いです。
良いブログライフを!
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